2022.08.30
YOUの強さ「褒められたことは忘れる。批判的な意見こそ、ちゃんと聞きたい」
- H_style
蚤の市で見つけた掘り出し物、祖母や母から受け継いだ大切な品、そして小さい頃から愛用している分身のようなアイテムまで、年月を超えて大切にされてきた品々は暮らしに豊かなストーリーを添えてくれます。おしゃれに暮らす素敵な女性たちに「いつまでも大切にしたいアイテム」を見せていただきました。今回は、ヴィンテージインテリアショップを運営する浅田ちひろさんの3つの“タカラモノ”をご紹介します。
ファッション業界で働くパートナーと、ちひろさん自身もファッション業界出身というご夫婦は、インテリアもファッションも五感が心地良く、センスを生かしたセレクションがなされています。ヴィンテージインテリアはもともとは彼の好みでしたが、ちひろさんもすっかりハマり、オンラインショップをオープンするほどに。
「社会人になったとき、祖母が愛用していたパールネックレスを姉と1本ずつ譲り受けたもの」という、ベーシックなパールネックレス。歳を取っても時代に左右されることなく使えるアイテムなので1本は持っていた方がいいと大切にしてきましたが、冠婚葬祭のみならず手持ちのネックレスと重ね付けして普段使いにも活用しているそう。
「祖母が手にしてから50年以上経った今も、そしてきっと50年後も、ずっと変わらない価値と魅力を持ち続けるのではないかと思います。娘にも受け継ぎたいですね」
4、5年前に「デモデファニチャー」で購入したというチェストは、1950年〜1960年台のベルギーのものだそう。木目のものばかりだとインテリア全体がまったりしてしまうので、この白と黒の扉がちょっとモードっぽさを添えてくれて、いいアクセントになっているのだとか。
「ヴィンテージのものでも古めかしいアンティークからちょっとモダンなテイストのものまで、自分たちらしいバランスで組み合わせることで、一つひとつのアイテムもまた新しい魅力を発揮してくれると感じています」
浅田さん宅の中でも「最も“高齢者”にあたる120年ほど前のチェア」は、元々はガーデンチェアだったもの。クラスカの蚤の市で手に入れたそう。
「フルフラットにしてベッドにもなるという個性にも一目惚れ。そこにあるだけで特別な存在感を放っています。今までいろんな人のもとで活躍してきた椅子だと思いますが、“我が家にきてくれてありがとう”という気持ちでいっぱい」
古き良きものから薫り立つオーラが、インテリアに、暮らしに、特別な味わいをプラスしてくれます。今の生活に、新しい感覚を授けてくれる“古いもの”をあなたも探してみませんか?
Profile
浅田ちひろ(あさだちひろ)
ウェブショップオーナー。ヴィンテージウェブショップ「SARTORIA LIFE(サルトリアライフ)」を運営。企業広報、アパレルのプレスを経て、ヴィンテージ好きが功を奏してオンラインでヴィンテージ雑貨やアクセサリー、家具などを扱うショップをオープン。
http://sartoria-life.com/
Instagram @sartoria_life
毎日を楽しみながら、エシカルライフを実現するには?
みんなで一緒に考えて、アクションを起こしていきましょう。
メンバーに登録することで、イベントやセミナー、
チーム限定の情報などをお届けします。